ブログ上で『仮想のアニメ』を作ろうという実験を試みています。 現在はストーリーを作成中です。 ブログをご覧になっている方に参加して頂けるように面白いストーリーを考えたいと思っております。 是非、コメント欄にてご意見などをお知らせ頂けると嬉しいです。
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2012年10月16日火曜日
ストーリー S-06-02 ~アニメを作ろう!
「まずは、『笛吹琴未』というものを商品を分析してどうやって売るかを考えないとね。」
「え?私、売られちゃうの?」
「何、言ってるのよ。就職ってのは、自分をどうやって相手に売り込むかが勝負なのよ。」
「そうなの?」
「そうよ。たくさんの応募者の中から、こいつを採用したらメリットがあるなって思ってもらえなければだめなのよ。」
「うん。」
「あんたが、デザートにパンナコッタにしようか、ミルフィーユにしようか、迷っているのと基本は同じよ。」
「その選択肢、おかしいよ。私は、パンナコッタかプリンで迷うことはあるけど、ミルフィーユが食べたい時って、もう絶対ミルフィーユだから…。」
「琴未…。その着眼点から根本的に改善しないと、就職なんておぼつかないわね…。」
「琴未は、一体全体何が『売り』だと思ってるの、自分のこと?」
「えー、別に売りなんてないよ。売ろうと思ったことないし…。」
「だから、人生初の売りの時が今なんでしょうが!『人生初売り』よ!」
「初売りかぁ…。自分のこと、よくわかんないなぁ。国分寺はどう思う?」
「そうね…。友達としては、あなたのそんなとぼけたところは、とっても好きなところよ、
生きる勇気を私に与えるくれるとか…。でも就職となったら話は別ね。何があるだろう…」
「え~。国分寺、そこ、即答じゃないわけ?しかも、何よ『生きる勇気』って?」
「そんな細かいこと気にしないで。そうそう、あなた、やっぱりコツコツ何かに集中するときってスゴイよね?脇目も振らずというか、すごい集中力発揮するみたい。」
「そうかなぁ。」
「そう、スゴイ。それと人が思いもつかない発想を持ってるわね、良いか悪いかは微妙な気もするけど…。」
「褒めてるか微妙じゃない。」
「こうやって、とにかく、琴未のことをまずはどんどん挙げていくの。そして、何をアピールするべきか、弱点があるなら、どうやってそれを補えるかなんてことも考えていくの。」
「ふ~ん。そんなに私、いろんな面があるのかな?」
「ひねり出すのよ。便秘でも出たとき、すっごいすっきりするでしょ!早くすっきりさせるのよ。」
「わ!きったない例え…。」
「とにかく、明日までに紙に書いてきなさい、自分のこと、思いつく限り。」
「えー!明日までにー!」
「そうよ。ケーキセットなんだからサービスはここまでよ!」
「国分寺ぃ」
** 【9月29日記事の転載】 **
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